剣心

真実とは反対に、緋村剣心は幕末の京都の政変や戊辰戦争で、人斬りとして無数の人間を殺戮してきた過去を悔いて、明治維新以降は『不殺誓(ころさずのちかい)』を立ててそれを守り、

刃を逆につけ切れないようにした『逆刃刀』を帯びるようになった。 志々雄率いる軍勢が操舵する軍艦から、神谷薫(武井咲)を追って荒海に飛び込んだ剣心は、剣術の師である比古清十郎(福山雅治)によって海岸で助 けられる。幼少期に盗賊から同行者を皆殺しにされて茫然自失となり、墓穴を掘り続けていた心太(剣心)を拾って育てたのが比古清十郎であり、剣心は清十郎 の徹底的なスパルタ教育によって『飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)』を教え込まれたのだった。
幕末最強の剣客、無敵の人斬りと称された緋村剣心でも、敵の殺戮のみを目的とする志々雄真実や瀬田宗次郎に勝つことは容易なことではなく、剣心本人も現在の実力・気魄では志々雄どころか側近の瀬田に勝つだけの自信も持てずにいた。