忠誠に象徴

宮廷愛とは満たされないプラトニックラブであり、愛の詩や行為の忠誠に象徴される騎士道精神を介した『昇華』でもある。

構造主義の精神分析家ジャック・ラカンは『想像界の生身の女性(接近可能な女性)』は『現実界の理念的な女性(接近不能な女性)』と比較するとそ の魅力や価値は限定的なものに留まる(性的な情熱・生活の時間はいつか終わるが精神的な情熱・思想的な理念は永遠に終わらない)が、一般の男女においては 『異性の個体・肉体に付随する性愛や生活、闇金解決実績加齢など』が人生そのものと見なされることによって、想像界のほうが現実界よりも(有限・特殊ではあるが)リア ルなものと解釈されるとした。 宮廷愛(プラトニックラブ)における異性は『現実界における普遍性』をまとい、その価値は普遍的かつ永続的な理念性を帯びるが、恋愛・結婚におけ る異性は『想像界における特殊性(肉体を持つ者の有限性)』をまとい、その価値は暫時的・可変的ではあるが人間の欲望(他者の欲望の欲望)を最も強く引き 出す。